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高速道路と一体化した「船場センタービル」地下に駅があります

本町駅は大阪市の中心地にある駅です。地下鉄中央線、御堂筋線、四つ橋線が、北側が開いたコの字型に連絡し、中央線最高の1日約21万人の乗降人員があります。同じ本町駅とはいえ、御堂筋線と四つ橋線のホームはかなり離れており、乗り換えはホーム同士が近い西梅田や大国町ですることが多いです。地上は、東西に中央大通が走り、南北の御堂筋、四つ橋筋という主要道路と交差しています。さらにその上には阪神高速のジャンクションがあります。

■大阪繊維産業の再生をかけて！

本町周囲は淀屋橋と並ぶ、大阪最大のビジネス街です。「淀屋橋 – 本町の会社で働く」ことは、東京でいえば「丸の内で働く」ことに近い感じで、「帝人」「オリックス」「小野薬品」「倉敷紡績」などの大企業の本社が集中しています。また都市銀行の大阪本社も集中しています。

駅周辺のトピックスは、本町駅から隣の堺筋本町まで、中央線の真上、阪神高速の高架下に伸びる「船場センタービル」です。このビルには繊維卸や専門店、飲食店など約900社が軒を連ねていますが、東西1キロにもわたる外壁や通路を一気にリニューアル！「うめきた、ハルカスに負けない新名所」として、2015年に生まれ変わる予定です。

大阪はもともと明治以来、繊維産業で栄えた都市で、現在でも厳しい国際競争の中で、国内トップレベルの規模を誇っています。本町周辺にある老舗企業も、繊維関係が多いです。その中核のひとつである「船場センタービル」の再生ですから、大いに期待したいところです。

船場センタービルの入り口にはリニューアルの告知がでています

船場センタービル内部。この通路も美しく生まれ変わります

■駅の南側に高層タワーマンションが並ぶ

中央線本町駅は、大阪市内を南北に走る御堂筋と四つ橋筋、2つの幹線道路をつなぐ形で位置します。2つの筋は250mほどしか離れていませんが、御堂筋沿いは大阪の老舗企業が多く、四つ橋筋沿いは後から進出してきた東京資本の企業が多いです。

本町周辺の話題は他に、駅の南西部、オリックス劇場横の、旧厚生年金会館跡地の再開発があります。大阪市内では職住近接を意識した高層マンションが増えていますが、こちらも「大阪ひびきの街ザ・サンクタスタワー」という名称で、地上53階、874戸の高層タワーマンションを建設中。2015年から入居開始予定ですが、すでに全戸完売しています。
ここから南の心斎橋にかけて、地上35階の「ライオンズマンション大阪スカイタワー」や、地上33階の「サンクタスタワー心斎橋ミラノ・グランデ」などのタワーマンションが建ち並んでいます。オフィス街の南側に、都市生活者のエリアがあるわけです。