大広メディアックス車内ガイド放送や
交通・屋外広告媒体の取扱い

お問い合わせ

2014/07/10ディスカバー大阪中央線

九条

九条駅は中央線の高架区間。両側を阪神高速にはさまれて走ります。

九条駅は中央線の高架区間。両側を阪神高速にはさまれて走ります。


 
九条駅は西区の西側、「弁天町」と「阿波座」という要所にはさまれた「九条地区」にある駅です。住宅と工場が混じる、古い下町エリアです。ところで周囲には「八条」も「十条」もないのに、なぜ九条なんでしょう?実は地名には古い由来があり、この地域は江戸時代に造成された「九条(衢壌)島」だったそうです。のちに安治川が開削されたとき、九条島は二分され、九条と此花区の「西九条」になりました。
 

 

■駅をはさんで2つの商店街

九条駅の駅前には、中央線、中央大通をはさみ東西に分かれて、「ナインモール九条」と「キララ九条商店街」という2つの商店街があります。「ナインモール九条」は駅の東側、みなと通りまでの約300mの商店街。「キララ九条商店街」は西側、安治川付近まで、約450m。こちらの商店街の「九条まつり」は地域の夏の風物詩となっています。いずれもほとんど空き店舗がない活気ある商店街で、大阪の都心部至近の生活圏、という感じです。
現在は古い下町ですが、実は明治以前のこのエリアは、大阪有数の繁華街でした。九条駅の北側を流れる安治川は、江戸時代の有名な土木事業家、河村瑞賢が開削したもので、かつては瀬戸内海に通じる大阪の玄関となり、諸国の船が行きかいました。そして明治の文明開化とともに、近隣の川口には外国人居留地ができて栄えました。普通の下町に見えますが、とても歴史のある地域なんですね。

駅出口は中央大通沿いに4箇所あります。

駅出口は中央大通沿いに4箇所あります。


 

買い物客で賑わうナインモール 商店街。

買い物客で賑わうナインモール
商店街。


 
 

 

■アクセス向上で発展の予感?

安治川は船が行き来するので橋をかけることができず、源兵衛渡という渡し船が運航されました。そして明治30年に、源兵衛渡から松島まで「九条新道」が開設され、その東のはしは大阪市電の最初の駅になりました。「九条新道」は「西の心斎橋筋」ともいわれ、昭和初期の最盛期には、なんと272店もの店舗がひしめく大繁華街として栄えました。劇場・寄席・映画館などもあったそうです。
現在は「普通の下町」に見えますが、2009年に中央線九条駅の駅前に、阪神なんば線の九条駅ができ、西は神戸、東はなんば、奈良へもアクセスできるようになりました。これからの再発展が期待できる地域です。

駅の南側。京セラドームにも意外と近くて徒歩圏内。

駅の南側。京セラドームにも意外と近くて徒歩圏内。


 

駅出口のすぐ前に、阪神なんば線の九条駅があります。

駅出口のすぐ前に、阪神なんば線の九条駅があります。

路線ガイド・中央線

中央線の駅一覧

路線一覧

カテゴリー

最新の記事