2014/06/30ディスカバー大阪中央線
2014/06/30ディスカバー大阪中央線
駅の目の前にそびえる超高層タワーマンション。
奥がORC200。
弁天町駅は大阪市営地下鉄の中央線と、JR大阪環状線の乗り換え駅です。なんとJRの高架駅のさらに上に、地下鉄の高架駅があります。これは国鉄弁天町駅ができた後、地下鉄の駅を作るとき、周囲の地盤が弱く、地下掘削ができなかったためです。国鉄駅を避けるため、さらに上に駅を作ったので、中央線の弁天町駅は、日本でもっとも高いところにある地下鉄駅になりました。
弁天町駅は、地下鉄・JRあわせて、1日平均約5万人の乗車人員があり、中央線の中でも、高いポテンシャルを持つ駅のひとつです。また弁天町駅周辺は、地上も国道43号線と阪神高速道路が交差し、大きなバスターミナルもあり、陸上交通の要所になっています。
駅前には200メートル級の超高層ビルが3本も並んでいます。このうちの2つは、大阪市主導で93年に誕生した巨大複合施設「ORC200」です。複合施設というだけあって、ボーリング、カラオケ、温浴なども充実。周辺地域住民のアミューズメントスポットになっています。
また「ホテル大阪ベイタワー」は、大阪市の西側に住む人たちが、宴会や結婚式に使うことが多い「ここ一番」のホテルです。関西人には馴染みの深い、ラジオ大阪の放送局もあります。
弁天町駅は、地下鉄駅とJRの高架、高速道路が
合体しています。
「ORC200」のアトリウムでは連日イベント開催中。
残る1つは2006年にできた「クロスタワー大阪ベイ」です。こちらは地上約200m、54階、456戸の超高層分譲マンション。さらに近隣には「キングスクエア ザ・タワー ランドレックス」というタワーマンションもあります。こちらは41階、369戸です。他にもマンションの分譲が多く、住民がどんどん増えています。
弁天町は、梅田・大阪駅まで約7分、なんばまで約9分、の好立地。住むのに便利なところです。少子高齢化が進むにつれて、住民が都市部に集まってきているのです。
駅前のクロスシティには、13のクリニックが集まった医療フロアがあり、最上階は都市型の老人介護施設になっています。駅周辺にもクリニックがたくさんあります。
残念なのは地域の目玉施設「交通科学博物館」が14年春に閉館。長い歴史に幕を閉じてしまったことです。
駅の南側は静かな商業・住宅街になっています。
駅至近にある三社神社は癒しのスポット。