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谷町九丁目交差点から東方向の地下に駅があります。

谷町九丁目（たにまちきゅうちょうめ）駅は、大阪市中央区の南端にある千日前線の駅です。市内を南北に走る幹線「谷町筋」が、東西に走る「千日前通」とクロスする「谷町九丁目交差点」東側の地下に位置します。谷町筋の地下を走る地下鉄谷町線と連絡します。また駅の東側に近鉄のターミナル駅である、近鉄「大阪上本町駅」があります。地下には連絡通路もあり、徒歩による乗り換えができます。1日の乗降人員は約7万人と、千日前線の駅ではなんば駅についで第二位です。

■近鉄の拠点、上本町に隣接した地域です。

駅周辺は、幹線道路沿いにビルが建ち並び、一筋入ると古い民家、長屋などが多い住宅街です。そしてこの谷町エリアから南側の四天王寺周辺地域までは、寺院が数多くあります。

この理由は、もともと谷町界隈は、「上町台地」と呼ばれる市内の高台で、四天王寺を中心に発展してきた地域だからです。四天王寺は、聖徳太子による創建伝説があり、平安時代から多くの参拝者を集めてきました。そのために谷町は昔から「お寺の町」として賑わってきたのです。

地域の中心は、駅東側の「上本町」エリアです。近鉄大阪線の始発駅で、近鉄の母体である大阪電気軌道が創業した時からのターミナル駅「大阪上本町駅」があるためです。この駅の乗降人員は1日約7万6千人と、谷町九丁目駅の乗降人員に近い数字で、地下鉄と近鉄の大きな接点になっています。

地下鉄駅と近鉄駅を結ぶ地下通路。

近鉄上本町駅（右）とシェラトン都ホテル大阪（左）。

駅の東側にある「大阪上本町駅」には、「近鉄百貨店」「シェラトン都ホテル大阪」「上本町 YUFURA」といった大型商業施設が集中し、地域一番の商業ゾーンを形成しています。

駅の西側は、古い住宅街の中に数多くの寺院が点在し、北西には仁徳天皇ゆかりの「高津宮（こうづぐう）」、南西には神武天皇ゆかりの「生國魂神社（いくくにたまじんじゃ）」があります。

イベントなどでも賑わう生國魂神社。

街のあちこちに進学塾の看板が出ています。

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