2018/01/25ディスカバー大阪長堀鶴見緑地線
2018/01/25ディスカバー大阪長堀鶴見緑地線
市内の主要幹線が交わる「蒲生四丁目交差点」の地下に駅があります。
蒲生四丁目(がもう4ちょうめ)駅は、大阪市城東区のほぼ中央にある地下鉄長堀鶴見緑地線の駅です。京阪国道と今里筋、鶴見通がクロスする「蒲生四丁目交差点」東側の地下に位置し、長堀鶴見緑地線と今里筋線の連絡駅になっています。城東区は政令指定都市の全行政区の中で最も人口密度が高いのですが、なかでも蒲生4丁目周辺は住宅密集地に指定される密集エリアで、半径2kmに約7万人もの住民がいます。このため蒲生四丁目は地域の中心地であり、交差点と周辺地域は略して「がもよん」とも呼ばれています。
もともと城東区域は、上町台地の東側の入り組んだ海が、淀川と旧大和川が運ぶ土砂で陸地化した地域で、標高1~2mの低湿地帯でした。1614年 (慶長19年)の大阪冬の陣では、戦場のひとつになりました。
江戸初期には、現在の地名の元になる村々がほぼ成立し、明治時代ものどかな田園風景でしたが、明治後期に、現在のJR環状線の一部になる城東線が開通し、周辺は農村地帯から工業地域へ急速に変化しました。
明治から大正と人口は大幅に増え続け、戦後の復興も急速で、金属・機械・化学関係の工場が集中する城東区は、生野区、東成区とともに市内東部の工業地帯を形成してきました。
しかしその後、移転した工場跡地に中高層のマンションが次々に建設され、住宅や商業などの機能を備えた、交通至便な住宅地として注目されるようになりました。現在も大幅な住民増加が続いています。
京阪国道は大阪と京都をつなぐ主要幹線道路です。
交差点から南方向に走る道路が今里筋です。
幹線道路の沿線にはスーパーマーケットなどがあります。
交差点の東側には「城東商店街」が南に伸びています。
近くには区役所もある城東区の中心エリアです。
蒲生四丁目の交差点は、京阪国道が他の幹線道路と交差する交通の要所で、北側には区役所もある、まさに地域の中心地です。交差点の4つの角のうち、3つまでが都市銀行が立地し、他にも多数の金融機関が集中しています。幹線沿いには商業ビルやスーパーマーケットが並び、商店街などの地域商業も発達しています。
幹線から一筋入ると、下町の風情がある住宅街が広がっていますが、古い民家が新しいマンションに建て替えられ、街のスクラップ&ビルドが今でも進んでいます。
医院やクリニックは地域に広く分布しており、新しい住民も多いので、ガイド放送による集客、誘導がとても効果的です。また子どもが多いので、学習塾も有名どころが揃い、激しく競争をしています。
駅近くのマンションは中層階が商業で予備校も入居しています。
市内指折りの人口過密住宅街ですが、スクラップ&ビルドが進んでいます。