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2015/10/28ディスカバー大阪御堂筋線

西田辺駅

あびこ筋と南港通がクロスする交差点の地下に駅はあります。

あびこ筋と南港通がクロスする交差点の地下に駅はあります。

西田辺駅(たなべえき)は、大阪市阿倍野区の南部にある御堂筋線の駅です。大阪地下鉄御堂筋線は、この地域では「あびこ筋」の地下を走ります。西田辺駅は、市内を南北に走るあびこ筋が、東西に走る「南港通」と交差する「西田辺駅前交差点」の地下に位置します。南方向にJR阪和線の「鶴ヶ丘駅」がありますが500mほどの距離があります。駅周辺は幹線道路沿いにマンションや商業施設が建ち並び、一筋入れば民家が密集する住宅地です。

■昭和になってから発展した住宅エリアです

阿倍野区は大阪の高台(上町台地)にあたる地域で、弥生時代からの歴史を持っています。
しかし現在の西田辺に人が住みだしたのは比較的新しく、江戸の寛文の頃とされています。荒れ地が「猿山新田(さるやましんでん)」として開墾され、やがて幕府領になりましたが、見渡す限り田畑や荒れ地が広がる寒村でした。しかし高台で景色が良かったことから住宅地として注目され、明治33年には馬車鉄道が開通します。この馬車鉄道が電車に切り替えられたものが、現在も親しまれる阪堺電気軌道上町線のチンチン電車で、今も西田辺駅の西側を走っています。「西田辺」の地名が登場するのは昭和に入ってから。戦災と復興をへて、昭和27年に御堂筋線の終着駅として西田辺駅が開設され、その後、御堂筋線が延伸される中で、現在のあびこ筋も完成したのです。

交通量の多い主要幹線、あびこ筋。

交通量の多い主要幹線、あびこ筋。

南港通沿いにも商業ビルやマンションが並んでいます。

南港通沿いにも商業ビルやマンションが並んでいます。

■シャープと共に歩んできた城下町。

西田辺駅の東川には、世界に名だたる日本企業の「シャープ」本社があります。大正13年、前身である「早川金属工業研究所」が今の場所で設立されて以来、西田辺はシャープと共に歩んできた城下町といえます。ただ、残念な事にシャープ本社ビルは2016年3月18日付でニトリへ売却する事が発表されました。

そのシャープ本社ビルの東側にはJR阪和線が走り、南北に細長く「長池公園」があり住民の憩いの場として親しまれています。
西田辺のこれ以外のエリアは、ほぼ住宅で埋め尽くされ、幹線道路沿いには大きなマンションも建設されています。

シャープの本社ビルは駅からわずか150mほど。

シャープの本社ビルは駅からわずか150mほど。

いくつものクリニックが同居しているビルもあります。

いくつものクリニックが同居しているビルもあります。

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