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2015/10/07ディスカバー大阪御堂筋線

御堂筋線　動物園前駅

太子交差点から天王寺方面に向かう道路の地下に駅はあります。

動物園前駅（どうぶつえんまええき）は、大阪市浪速区の南東の端にある駅です。大阪市内を南北に走る「堺筋」の「太子交差点」の地下、東方向に位置します。地下鉄御堂筋線と堺筋線が連絡し、駅の地上すぐには阪堺電気軌道（路面電車）の「南霞町駅」があります。またJR西日本・関西本線と南海電鉄の「新今宮」駅にも、徒歩で乗り換えが可能です。年間180万人以上が訪れる「天王寺動物園」や「天王寺公園」への最寄り駅で、周辺には「新世界」や、「スパワールド」などの大型施設がある、大きなポテンシャルを持ったエリアです。

■駅の東側に「天王寺公園」「天王寺動物園」

動物園前駅の東方向、徒歩数分、阪神高速松原線の高架の向こうに、約28万平米の広大な「天王寺公園」があります。この大阪を代表する都市公園は、明治時代に「内国勧業博覧会」の会場となったところで、跡地の東側が公園にされたものです。天王寺公園だけで年間約19万人の来場があります。
公園内にある「天王寺動物園」は、大正期に日本で三番目にできた老舗動物園で、大阪市内で唯一の動物園です。約11ヘクタールの園内に、約230種類の動物が飼育されており、動物をより自然環境に近く見せる、最新の「生体展示」が売りもの。年間で180万人が来場します。
さらに公園内には昭和11年に開館した「大阪市立美術館」もあります。こちらは元々住友家本邸のあったところで、住友家から日本庭園の「慶沢園」ともども敷地を寄贈されたものです。仏教美術、地中海や中国の美術、江戸期・明治以降の絵画など、8,000点を超える収蔵品をもち、東洋美術の宝庫と呼ばれます。こちらは年間65万人が来場しています。

駅のすぐ北側のガードをくぐると「ジャンジャン横町」です。

駅の南側の「動物園前1番街」はレトロムードたっぷり。

■「新世界」「スパワールド」に次ぐ再開発に注目！

動物園前駅のすぐ北側、JR関西本線をくぐったエリアは、かつての都市型遊園地「フェスティバルゲート」の跡地です。総面積1.4haの広大な敷地に、現在は商業・エンターテイメント施設群が建ち並んでいます。
その東側には、観光客以外にも市民が幅広く利用している、大型の温浴施設「スパワールド」があります。地上8階、総床面積4万5千㎡という日本最大級の「世界の大浴場」で、世界11カ国16種類の浴場が楽しめ、年間で約110万人が利用しています。
さらにそれらの北側は、年間で130万人を集める「通天閣」を中心とした、レトロタウン「新世界」の飲食・物販街が広がっています。こちらは特に海外からの観光客の必見スポットになっています。
つまり動物園前駅周辺は、大阪トップクラスの観光地として、すでに強力な集客施設の集積がある地域なのです。