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新御堂筋の高架道路。駅もこの高架道路に一体化しています。

江坂駅（えさかえき）は、大阪府吹田市にある御堂筋線の始発駅です。江坂エリアは吹田市の南西部の中心地で、大阪市の副都心的な機能を持っています。江坂駅は大阪市営地下鉄と北大阪急行電鉄の共同使用駅で、この駅から北側は北大阪急行線で「千里中央」まで3駅があります。しかし両線は直通運転をしているので、ほとんどの乗客は両線の区分けを意識しません。2020年にはさらに約2.5km北向きに延伸して2駅が追加される予定なので、沿線全体のさらなる発展が期待されます。

■1960〜70年代から大きく発展したエリアです

江坂駅は、大阪北部を南北につなぐ新御堂筋と、この地域では東西に走る内環状線の交差点の高架部分にあります。御堂筋線はこのエリアでは高架線として新御堂筋と並走しています。
もともとこの江坂一帯から、西隣の豊中市小曽根にかけては、平安時代以来、「榎坂郷（えさかごう）」として東寺の荘園でした。天井川である糸田川と高川に挟まれた低地で、大阪北郊の田園地帯でしたが、1960年代〜70年に、千里万博に合わせた地下鉄・北急の敷設、新御堂筋の整備などがなされました。その後、大企業が本社を構えたり、市内から移転してきたりして、大阪の副都心として発展しました。駅周辺の繁華街は、南北方向に伸びていて、東西にはあまり厚くありません。さらにその周辺は再開発がされておらず、昔ながらの一戸建てやアパート等の多い住宅地が広がっています。

「東急イン」「東急ハンズ」が存在感を見せています。

駅周辺には大企業が多数。「大同生命ビル」は駅直結です。

■大手企業や大型商業施設。専門学校なども。

江坂駅は大阪都心部へ近いのに加え、首都圏などからの単身赴任・転勤族も多いことから、単身者世帯の比率、賃貸共同住宅の比率は市内の各地域で最も高く、人口増加が続いているエリアです。
大手企業の本社や大阪支社が数多くあります。駅の西側は、「東急イン」「東急ハンズ」などが集中した「東急村」となっています。また御堂筋線と内環状線沿いに、巨大なオフィスビルが建ち並んでいます。
専門学校や予備校も多く、駅の東側の公園の向こうには「キャットミュージックカレッジ専門学校」「大阪アニメーションカレッジ専門学校」が並び、代表的な進学塾も軒並み教室を開いています。病院は駅前を中心に総合病院がいくつかあり、その周辺に中小クリニックが集中しています。特に歯科医が多く、会社帰りのビジネスマンが通院する光景が見られます。

駅の東側には都市型公園があり、環境は良好です。

公園に面して専門学校が並んでいます。

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