2015/07/01ディスカバー大阪谷町線
2015/07/01ディスカバー大阪谷町線
長原駅は、幹線道路「中央環状線」の地下にあります。
長原(ながはら)駅は、大阪市平野区の南部にある谷町線の駅です。この地域を南北に走る幹線道路「中央環状線」の地下に位置します。中央環状線の上には「近畿自動車道」の高架と、長原インターチェンジがある、自動車交通の要所です。駅の周辺には大きな商業施設はなく、地域商業の中心は少し離れた「長吉六反(ながよしろくたん)」などの旧集落です。駅前東側には広大な更地があるように、現在も土地区画整理事業が進行中。平野区でも特に変化が著しい地域です。
長原駅のある平野区は歴史の古い地域で、旧石器時代に人が住んでいました。中でもこの谷町線の工事中に発見された「長原遺跡」は、出戸から長原一帯に広がる大遺跡で、旧石器時代、縄文、弥生から平安以降にいたる複合遺跡。石器、土器、竪穴式住居の跡などが発見されています。
この地域は江戸時代からは木綿の栽培と集散地、明治には綿業の町、その後は農業地と商工業地域として発展してきましたが、近年では公営住宅やマンションが林立する住宅地区になっています。
長原駅周辺は、中央環状線によって街が東西に分かれる形になっており、いずれも住宅街ですが、西側は長原・出戸・川辺などの旧集落を中心とした、戸建て中心の市街地と農地。東側は旧六反集落と公営住宅などの集合住宅が数多くあります。
インターチェンジもある陸路交通の要所です。
駅前には広大な更地が。土地区画整理が進んでいます。
長原駅は駅前こそ殺風景ですが、駅の北東の「長吉六反」周辺には、大きなスーパーや商店街があり賑わいをみせています。もともと長原駅のある平野区は大阪市の人口最大区で、長原駅周辺の市営住宅だけでも約8,200戸。仮に平均3人家族としても、それだけで2万5,000人近い住民がいる計算になります。もちろん他の集合住宅や戸建てがあるので、周辺人口はかなりのものです。
これらの住民のために、周辺地域には医院やクリニックがたくさんあります。長原駅の場合は駅前ではなく周辺一帯に広く分布し、やはり「長吉六反」周辺に固まっています。
また住民が多いので子どもの数も多く、学習塾も多数有ります。こちらも「長吉六反」方面に固まっています。
幹線道路のロードサイドにも店舗があります。
街なかに埋もれるように医院が分布しています。