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天王寺から南にのびる「あべの筋」の地下に阿倍野駅はあります。

阿倍野（あべの）駅は、大阪市阿倍野区の北端にある谷町線の駅です。手前の「天王寺駅」との距離はわずか700ｍです。市内を南北に走る幹線「あべの筋」の地下に位置し、地上部には阪堺電気軌道の上町線が走っています。谷町線から阪堺電気軌道上町線への乗り換えは、天王寺駅よりも阿倍野橋駅が便利です。駅の北側には天王寺駅周辺から続く大型商業施設や繁華街が軒を連ね、駅の南側は阪神高速松原線が東西に走っています。阪神高速から南側は、阿倍野区の古い住宅街が広がっています。

■あべの筋の東西で景色が大きく違います。

天王寺駅前から南に伸びるあべの筋は、通りの東西で大きく街並みが違います。西側は天王寺から続く商業施設「あべのキューズタウン」「イトーヨーカドー」や、複合施設「あべのベルタ」が並んでいます。
その背後には地上40階、401戸の超高層タワーマンションの「あべのグラントゥール」や、「あべのベレーザ」「あべのクオレ」といった都心型マンションがあり、都心回帰してきた居住者が増えてきています。
交通の便がよく、買い物に困らないうえに、北側にはベッド数847の老舗巨大病院「大阪市立大学医学部付属病院」があり医療環境も抜群のためです。
これに対して通りの東側は、昔ながらの古い街並みがそのまま残されています。通りに面した部分は商業ビル、その背後は商業と住宅が混在する雑多なエリアです。

あべの筋の西側の巨大商業施設「あべのキューズタウン」。

地下街で天王寺駅ともつながっています。

■商業施設・病院・専門学校がたくさん！

阿倍野駅は、天王寺駅から距離が近いため、その延長で大型の商業施設が目を引きます。「あべのキューズタウン」が天王寺駅と地下街でつながっているように、阿倍野駅は「あべのベルタ」と地下で直結しています。
また、古い住宅街だけあって、駅前周辺地域には住宅街に埋もれるように病院が点在しています。診療科目も内科、小児科から循環器、整形とバラエティ豊かです。特に歯科は激戦地域です。
また交通の便の良い地域なので、「辻調理師専門学校」「関西外語専門学校」をはじめ、専門学校も数多くあります。駅の南側、阪神高速の高架下を東に、阿倍野区役所方面に向かう通りは、専門学校が建ち並び、生徒が行き来するストリートになっています。

阪堺電気軌道への乗り換えには阿倍野駅が便利です。

あべの筋の東側の古い街並みに点在する専門医院。

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