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2017/05/24ディスカバー大阪千日前線

千日前線・小路駅

小路駅前交差点、南北に走る内環状線の地下に駅はあります。

 

小路(しょうじ)駅は、大阪市生野区の北東端にある地下鉄千日前線の駅です。市内を南北に結ぶ内環状線と、東西に走る府道159号線がクロスする、小路駅前交差点の地下に位置します。大阪の環状道路は、中心部に近い方から順に、「内環状線」「中央環状線」「外環状線」の3本があります。つまりこの駅は、大阪の中心部に一番近い環状道路の地下にあるわけです。駅周辺は幹線道路沿いに商業施設があるほかは、古い戸建住宅やアパートなどがどこまでも広がる住宅街です。

 

■聖徳太子ゆかりの古い伝説がある土地です

小路駅のある生野区は古い歴史を持つ地域で、推古天皇の時代の説話が伝わっています。生野長者という者が、子どもが言葉を話せないのを悩んで、四天王寺の聖徳太子にすがったところ、太子は子どもに「3つの仏舎利(ぶっしゃり)」を返しなさいと言います。

仏舎利とはお釈迦様の遺骨のかけらで、大変に尊いものです。子どもは前世では太子のお供だったのです。すると子どもはそれを口から吐き出し、話せるようになりました。

太子が生野長者に仏舎利の一つを授けると、長者は喜び、「舎利寺」を建ててこれを奉りました。この伝説に由来して、明治時代の 町村制の施行のときに「生野村」ができ、区の名前はこの村の名前を継承したものです。また同じ時に、いくつかの集落を合わせて、鶴橋村や小路村もできたのです。

 

内環状線は大阪市の一番内側を走る環状道路です。

 

駅前の派手な建物はサイクルショップです。

 

周囲は戸建てが多いですが、小規模な集合住宅も建ちはじめています。

 

■農村が市街化し、メガネレンズ発祥の地に

生野区は明治時代には米、麦、綿などを栽培する農村でしたが、日露戦争後、大阪の商工業が飛躍的な発展を続ける時期に、農地が工場敷地や住宅地となり、生野村、鶴橋村、小路村も市街化します。

大正時代には金属製品の工場もでき、昭和に入ってからはゴムとガラス工業で有名になりました。特に「田島のメガネレンズ」は昭和40年代まで、全国シェア90%を誇っており、今里筋沿いの「田島神社」には、「レンズ発祥の地」の碑があります。

この生野区の小路駅周辺の狙い目は、地域の医院やクリニックです。内環状線沿いだけでなく、市街地の中にたくさんの医院があり、高齢者が多いので整形外科やリハビリが目立ちます。生野区の古い歴史を感じながら、地域密着型の医院やクリニックを発掘してください。

府道159号線沿いに小規模ながら総合病院があります。

 

街のあちこちに医院やクリニックが点在しています。

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