2017/06/07ディスカバー大阪千日前線
2017/06/07ディスカバー大阪千日前線
交通量の多い北巽駅前交差点の地下に駅はあります。
北巽(きたたつみ)駅は、大阪市生野区の東側にある地下鉄千日前線の駅です。市内を南北に走る内環状線と、東西に結ぶ府道173号線がクロスする、北巽駅前交差点の地下に位置します。大阪の環状道路は、中心部に近い方から順に、「内環状線」「中央環状線」「外環状線」です。この駅は、大阪の中心部に一番近い環状道路と、東西の主要道路の接続点にあります。生野区の中心から離れ東大阪市寄りにありますが、駅周辺は区画整理がよくされ、商業施設、集合住宅などが集中しています。
北巽駅のある巽地域は、古代からの古い歴史を持つエリアです。
北巽駅の西方向にある御勝山(おかちやま)古墳からは、縄文時代初期の土器片が発見され、また「日本書紀」には仁徳天皇がこの地に、治水のための「横野堤」を築いたとあります。
江戸時代まではわずかな集落が点在するだけの田園地帯でしたが、明治時代の町村制の施行により、5つの集落が合併して、「巽村」が生まれました。巽という名前は、大坂城から見て南東の方角、辰巳の方向にあったことに由来します。
大正から昭和の大阪の商工業の発展と共に、巽村の農地も工場敷地や住宅地となり、昭和に入ってから「巽町」となり、ゴムとガラス工業で大いに栄えました。昭和30年に大阪市の一部に組み込まれ、現在の生野区巽地域となったのです。
東西に走る府道173号線(勝山通)沿いもよく発展しています。
駅の南側にある「ライフ巽店」。
幹線道路沿いにトヨタなどの販売店もあります。