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2015/12/23ディスカバー大阪北大阪急行線

北大阪急行線　桃山台駅

桃山台駅前。新御堂をまたいで府道135号線が走っています。

桃山台（ももやまだい）駅は、大阪府吹田市の西端にある北大阪急行線の駅です。北大阪急行線はこの地域を南北に走る「新御堂筋」の上下車線に挟まれて走ります。ですから桃山台駅のホームは、東西を幹線道路に挟まれています。駅の南口は新御堂筋を渡って橋上駅舎があり、西側に駅ビルがあります。新しくできた北口は、北側の歩道橋に直結しており、東西の住宅エリアつながっておりとても便利です。周辺は静かな住宅街が広がり、商業施設は駅周辺と新御堂筋、東西に走る府道135号線のロードサイドに集中しています。

■千里ニュータウンの一角を占める高級住宅街

千里ニュータウンは、日本最初の大規模ニュータウン開発で、当初の開発面積は約1,160ヘクタール、計画人口15万人、日本中のニュータウン開発のお手本になった地域です。
桃山台エリアは千里ニュータウンの一部（南部地域）であり、地域をいくつかの住区に分け、住区ごとに小学校、近隣センター、診療所などを計画的に配置し、歩車分離を徹底するなど、当時としては斬新な近代的な都市設計がなされています。
現在では初期入居者世帯の高齢化が進んでいますが、一方で都心へのアクセスの便利さ、各種施設の充実、緑が多い優れた居住環境、エリアの西側には阪急宝塚線の「岡町駅」「豊中駅」があり、一体的な開発がされていることなどから、高級住宅街として不動の人気を保っています。老朽化した集合住宅の建て替えによる高層化や、社宅地域の再開発によるマンション分譲などにより、若い世代の住民が再び増加してきています。

桃山台駅のホームは新御堂筋の上下車線に挟まれています。

駅の西出口。駅ビルの前にバスターミナルがあります。

駅の北口は橋上駅舎。地域を東西につなぐ遊歩道に直結しています。

■バスが地域アクセスのポイントです

近隣駅にも共通することですが、この地域は鉄道駅が起点となり、東西の広い地域の交通をバスが担っています。この駅の駅前からも、JR沿線の吹田や岸辺、阪急沿線の豊中や曽根、同じ千里ニュータウンの津雲台や佐竹台、高野台など、広域へのアクセスが可能になっています。

駅前のバスターミナルには、商業施設「アザール桃山台」があり、メインテナントのスーパー「阪急オアシス」の他に、ドラッグストア・100円均一ショップ・レストラン・クリニックなどが入っています。クリニックは住宅街の中にもあり、東西に走る府道135号線や、駅の北側を走る府道2号線沿いに分布しています。このように桃山台は、駅中心の街ではなく、住区中心の街なのです。